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言の葉と文字列のあいだ

少しの間、あなたの時間をください。

人類がついに寝言までシェアし始めました

 今日まで10連休の夏季休暇を取っていました。同僚も、少しずつ時期をずらしてですがそれぞれ夏季休暇を取っているので、幸い全体としてあまり仕事が進行しない時期ではあります。ただ、そうは言っても僕のデスクの未決箱にも決裁書類は溜まりますし、メールやグループウェアの回覧板も未読のままで溜まりますので、途中で二度、やむを得ず職場に顔を出しました。まあ、そんなことをしていたせいで「ああ休んだな」という実感も感慨もないのですが、そんな僕の気持ちに関係なく、明日からまた平常運転だという現実が何やらもの悲しい気持ちを運んでくるものですね。月並みですが、 光陰矢の如し、あるいは、駟の隙を過ぐるが若し、というやつですね。明日からお仕事という方もいらっしゃると思いますが、気を落とさず乗り切っていきましょう。

 ところで、唐突ですが、この連休中僕はだいたい1日7時間睡眠で過ごしていました。実は僕はどちらかと言えばショートスリーパーで、普段の睡眠時間は自然に1日5時間ぐらいになってしまうのですが、まあせっかく連休だしそんなにタイトなスケジュールがあるわけでもないので、ちょっと試しに睡眠時間を長めに調整してみようかと考えたわけです。

 理由は一つ。普段、寝ても全然疲れが取れないから。考えられる原因は二つ。

  1. 睡眠時間が少なすぎる
  2. 睡眠の質が悪い

 このうち、1.について検証してみようと考えたわけです。

 結論から言うと、7時間睡眠にしても、あまり体調にも変化はないし、連休中は仕事をしてないわけだからそもそも疲れていないわけですけど、考えてみれば5時間睡眠というのは自然に定着した習慣なので、別に無理して寝不足になっているわけでもないし関係ないか、ということになりました。たくさん寝たら寝たで疲れるというね。

 だとすれば、問題は2.、即ち睡眠の質でしょう。ただ、これはすごく難しい問題なんですよね。睡眠の質の良し悪しをどうやって測定するのか、もし悪かったとしてそれをどう改善するのか。この難問に、僕が自らの睡眠と闘い検証をしたメソッドをここに記しておきましょう。

 僕は、とても安直に、この問題をiPhoneのアプリを使って検証してみようと考えました。便利なものは使う主義です。そんなことをしてる間に病院に行け、という無粋なツッコミはノーセンキューなのです。

 

 まず一つは、これは以前から使っていた、「Sleep Cycle alarm Clock」というアプリです。

Sleep Cycle alarm clock - 睡眠アプリ

Sleep Cycle alarm clock - 睡眠アプリ

  • Northcube AB
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

  これは、AppStoreのランキングの上位に来ることもあるので、有名なアプリだと思います。起きる時間にアラームをセットして、シーツの端っこか枕の下あたりに挟んでおけば、指定した時間より前30分(設定で変更可能ですが)から指定した時間までの間で、眠りが浅くなったところを見計らって起こしてくれるという優れもののアプリです。

 これはこれで面白いし実用的です。いわゆるレム睡眠とノンレム睡眠というやつだと思いますが、眠りの深さをログを取っていてグラフで表示してくれたり、快眠度をパーセンテージで表示してくれたりします。

 このアラームで起きると、確かに寝起きはスッキリするし非常に楽です。ログが残るので、朝起きて全然疲れが取れてないなっていうときは、確かに深い睡眠が取れてなかったり、快眠度が著しく低かったりします。何回かログを取れば、自分の睡眠のリズムも何となく見えてくるし、睡眠の質の向上のヒントぐらいは見つかるかもしれません。

 強いて難点を言うなら、最悪起床時間より30分早く起こされてしまうことでしょうか。「スッキリするけどだいぶ早いわ!」と思うことがしばしばです。二度寝癖がある人は特に要注意。

 アプリ内課金がありますが、課金しなくても十分な機能が使えます。

 

 そしてもう一つ、今回新たに導入したのがこのアプリ。「Sleep Talk Recorder」です。

Sleep Talk Recorder

Sleep Talk Recorder

  • MadInSweden
  • ユーティリティ
  • 無料

  何となくお分かりかと思いますが、これもアプリを起動して枕元に置いておくと、寝言やいびきを感知して録音しておいてくれる、というアプリです。

 実は僕は、こういうアプリの存在は知っていたのですが、今まで怖くて使ったことがありませんでした。だって、自分が寝ている間にどんな寝言を言っているのかとか、どのぐらいいびきをかいているのかを、自分で聞くことになるわけです。僕だって、寝言も言わないしいびきもかかないと自分では信じているのですが、眠っている間のことなので、不安ではありますよね。先日も家族とキャンプに行って、ロッジの大部屋で皆で寝たのですが、もしかしたらとんでもない恥ずかしいことになっていたかもしれないわけです。それが、このアプリによって白日の下にさらされるわけですよ。

 あるいは、睡眠時無呼吸症候群などの疑いがある方はそれも確認できると思いますので、その方面ではすごく有用だと思います。

 試しに何度か使ってみた結果、僕はどうやら寝言は「うーん」ぐらいしか言わないタイプみたいです。ただ、かつて寝言で夜中に大声で「部長!」と叫び、その自分の声に驚いて飛び起きたという経験があるので、寝言では結構な大立ち回りをしているのではないかと恐れていたのですが、普段はあまりないみたいです。いびきも、全くないとは言いませんが、ほとんど録音されませんでした。

 あと、このアプリの面白いところは、録音した寝言をシェアできる機能でしょうか。しかもそれが、国ごとに人気のある順にランキングされ、聞くこともできるんですよ。今のところ日本で不動の人気を誇る寝言は「ミスターショウタイム」ですが、今後さらに爆笑ものの寝言がシェアされる可能性もあり、ランキングから目が離せません。現在3位の「んんんん...可愛いやん。」や5位の「リリアの長芋」も捨てがたい魅力のある寝言ですし、7位の「奥様にも」は最後まで聞くと「全僕が泣いた」と言ってあげたいぐらいの仕上がりです。

 一応付け加えておきますと、こちらはアプリ内課金をしないと十分な機能が使えないので、課金(120円)が必要と考えた方がいいかもしれません。

  それにしても、人類はついに寝言までネットにシェアし始めたのだな、そして世界中の寝言が誰もがアクセス可能なビッグデータとしてネットの海に蓄積されていっているのだな、と思うと目頭が熱くなるのを禁じ得ません。僕も、爆笑寝言が録音できた日には世界に向けてシェアすることもやぶさかではないのですが、先述のとおりあまり寝言を言わないタイプみたいなので、まだ遂行できておりません。

 

 最後に、「Sleep Cycle alarm Clock」と「Sleep Talk Recorder」を同時起動した場合にうまく動作するのか、という点についてはまだ検証ができていません。多分無理じゃないかな。無理な場合、気持ち良く目覚めることを優先するか、それとも爆笑寝言の録音というあくなきチャレンジを優先するか、深く悩むところです。

 なお蛇足ながら、結局こんなアプリでは僕の睡眠の質の改善など図れるはずもなく、いつの間にか目的を見失ってただ遊んでいるだけに終始している、ということに自ら気づきましたという独白をもって、この記事は締めさせていただきたいと思います。明日から仕事頑張ります。

 では。